船山神社

奈良県生駒郡平群町大字三里字船山475 mapfan

鳥居

交通案内
近鉄生駒線 平群駅 東に20分



祭神
船山神、天津兒屋根命



由緒

式内社船山神社に比定。
 神社は宮山の中腹に鎮座、「社頭掲示」によれば、春日神社が鎮座していた所へ、大正三年、中ノ宮に鎮座していた船山神社を合祀したもののようだ。

 石灯籠には住吉大神、春日神社と刻まれている。

社殿

船形の手水石


 『式内社調査報告』と『平群町史』によれば、明治初年、宮山山上の平群町白石畑に鎮座の舟上神社を中腹の中ノ宮の船山神社に合祀したという。 中ノ宮の船山神社の跡地は当地より南東200mで、東光寺の東側の山麓となり、ここには陰石と思われる岩床が露出しているという。また宮山八合目には丸木船の形をした三つの舟石(二つの鯰石と一つの船石)があると『神祇志料』には書いてあるとのこと。神の乗り物であったという。

 いこまかんなびの主催者である原田氏から、東光寺から神社跡と巨石群にいく道筋を教えて貰って、たどり着くことができた。さらに郷土探訪発信者のタイシさんから教えて頂いたのであるが、巨石の西側から更に北へ行くと「三つの舟石」に到着する。丸木船のように石が丸みをおびている。

宮山中腹の船山神社跡

宮山中腹の最大の石

宮山中腹の三つの舟石

宮山中腹の舟石 写真御提供 タイシさん



お姿
 長い石段を登ると広庭がある。まず船形の手水石が目に入る。 また拝殿に向かって右手に巨大陽石が突き出ている。これにはびっくりする。 陰石の多い中ノ宮からこれを運んだようだ。左側にもそれらしい陽石がある。
 ひっそりとした山麓に鎮座、実に静かなたたずまいである。

陽石


お祭り
 
10月23日 例祭

参考資料 『平群町史』、『寺院神社大事典大和紀伊』

大和の神々
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