伊古麻山口神社(いこまやまぐち)
生駒郡平群町櫟原字滝ノ宮 mapfan
鳥居と椎木の社叢
交通案内
近鉄生駒線元山上口駅北西徒歩15分 循環バス西公園前
祭神
素戔嗚尊、櫛稲田姫命
摂社
大神社「天照大神」、猿田彦神社、八幡神社、厳島神社、稲荷神社
由緒
滝の宮さんと呼ばれていた。古くは現在地の南西の杜と云う所の滝の側に鎮座していたと云う。雨乞いの神として崇敬されていた。
龍田川(平群川)の水源の生駒山の山口に鎮座、神社前の宮川にかかる神前橋の上手に陰石と禊ぎ場がある。 滝の宮さんに参詣の度に思い起こすのが飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社とのよく似た様子である。
社名に「タキ」、社前に川、川の中に陰石、長い石段。
奈良盆地南部の分水嶺にある水分神社と、飛鳥、石村、忍坂、長谷、畝火、耳無などの山口神社は元々民衆の神であったが、豊作は水神を祀る天皇の徳と呪力によってもたされるとの思想から国家的な神に組織されていったと『日本の神々』では指摘している。
延喜式神名帳では平群郡の大社で月次・新嘗の奉幣に預かっている。
本殿
陰石
お姿
鎮座地は生駒山地と矢田丘陵の間を流れる龍田川の上流にあたる。 鳥居をくぐり椎木の社叢に囲まれた急な石段を上ると、色鮮やかな本殿が拝殿を通して目に入る。江戸時代の刻印の灯籠が多い。
本殿近くに陽石があるとのことだが不明。拝殿前の広庭は箱庭的な雰囲気。
元山上口駅からすぐに竜田川をわたるが、ここにも見事な陽石が立っている。
またその上流少しの所に川を太い勧請縄が渡っている。平群への入り口であろうか。
駅前の陽石
お祭り
オハキツキ(宮座の行事) 9月28日〜10月9日
例祭 10月10日
大和の神々
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