高山八幡宮

奈良県生駒市高山  地図

鳥居

交通案内
近鉄奈良線富雄駅から傍示きバス高山八幡宮前



祭神
誉田別命、足仲彦命、気長足姫命



由緒
 『和州寺社記』は天平勝宝元年(749)十二月十八日、東大寺へ宇佐八幡を勧請した時、平群郡で奉迎したと言う『続日本紀』巻十七の記事を当社にあてて「その仮の社今にあり、末社も三社まします。山内は方三町、里人氏神とあかめ奉る。

 当社は平群郡ではなく添下郡に属していたが、『大和志』は添下郡「式外」の神祠として「八幡神祠 在高山村」天平感宝元年十二月 迎宇佐八幡ノ神於平群郡 即此」とこの説をとっている。中世にはこの地の土豪鷹山氏の武神として尊崇された。鷹山氏は筒井氏に敗れて没落、無足人となって茶筅製作を業としたと言う。

舞台

 八幡宮の宮座は、もともと十一座あったが、今では武士階級として扱われた座であった無足人座を含めて七座。無足とは録がない意。無足人座は東大寺の聖武天皇祭には僧兵の扮装をして先駈と して僧侶を先導して大仏殿に向かい、大仏殿の前で警護をする形で並ぶ。

拝殿


お姿
 富雄川に面して鳥居が建っている。西向きに入る。
 濃厚な密度と色の社叢の木々が繁っている。樫、椎、椿、竹など。
 本殿は重要文化財。三間社流造、檜皮葺。室町時代末期の造立で、棟札銘から元亀三年(1572)に造立。

本殿


お祭り
 
  例祭  10月 20日宵宮、21日本祭

高山八幡宮ホームページ

参考資料 『寺院神社大事典 大和紀伊』

大和の神々
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