片岡神社
奈良県北葛城郡王寺町王寺1827 mapfan



鳥居

交通案内
近鉄王子駅、JR王子駅 南南東へ1200m



祭神
天照皇太神、表筒男命、中筒男命、底筒男命、品陀別命、清瀧命



由緒
 社頭掲示では、古くは元町大峰の東北端に鎮座していたそうです。
 「新抄格勅符抄」に大同元年(西暦806年)のこととして片岡神の神戸(封戸、昔神領に付属して祖、庸、調を神社に納めていた農民)のことが出ているそうで、その頃既にこの神社が成立していたことを示しています。
 また、「三代実録」には貞観元年(西暦859年)正月、正五位下に昇叙されたことがでています。
 この社は。放光寺の鎮守社ともいわれ、本殿向かって左方には大原神社、金計神社ほか計四社がまつられています。
 社伝によると風雨の神として尊信せられ正暦五年(西暦994年)には、疫病や天変地異がつづいたため、中臣氏人が宣命使となって救済を祈願して奉幣したといわれています。
以上

 俗に大宮と称した。葛下郡の式内名神大社。元地はトミヤと云われ、榊の巨木がある。 唯一の宮座もそこに残っている。

摂社の大原神などと本殿


お姿
  王子小学校の運動場に面する。西に片岡丘陵が見える。万葉集に読まれた地名の片岡であり、神社東北の岩松寺を建立した聖徳太子の伯母にあたる片岡姫が住んでいた。
 巻七 一〇九九 
片岡の この向つ峰(を)に 椎蒔かば 今年の夏の 陰にならむか 作者不詳

 聖徳太子の頃には、河内に通ずる水運の要所に当たる場所だが、その頃に鎮座していたかどうかは不明。

拝殿



お祭り
例祭  7月31日 夏祭 、10月25日 秋祭

大和の神々
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