御厨子神社(みずし)

奈良県橿原市東池尻町447 mapfan

鳥居

交通案内

近鉄大阪線耳成駅 南東2km 御厨子山妙法寺の奧



祭神

根裂神、安産靈神 合祀 應神天皇

拝殿



由緒

 元水尻神社。安産靈神とは火産靈神の誤記かも。
 御厨子山妙法寺の鎮守であった八幡神社を合祀している。
 水尻は磐余池の樋口(水司)かと、『神社寺院大事典』は書いている。また北に膳夫村があり、御厨子所(内膳司)との関係も指摘している。
 境内は清寧天皇磐余甕栗宮跡の伝承地だそうだ。

本殿

お姿

 神社の参道の上横に磐座がある。丁度東西の方向に割れている。
 妙法寺は高野山真言宗。十一面観音。吉備真備の建立と伝わる。
 ぼけよけ地蔵で有名。本尊の仕事のうちのぼけよけ祈願をもたらすべく降臨したと言う。この地蔵にお願いをして本尊に般若心経の巻物一巻をお供えする。一巻2000円。なお、説明板には般若心境とある。一太郎で「はんにゃしんきょう」と入れれば、一発目にでるのは心境のほう。

 『万葉集』巻三−四一六)大津皇子の歌
 ももづたふ 磐余の池に鳴く鴨を 今日のみ 見てや 雲隠りなむ
 この付近の東側に磐余池があったと伝えられている。

磐座


お祭り

 4月 25日 例祭

ぼけよけ地蔵


参考資料 『大和紀伊神社寺院大事典』、『平成CD』  

大和の神々
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