宮前霹靂神社(みやさきかんとけ)
産屋峯明神

奈良県五條市西久留野町416
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鳥居と石段



祭神

宮前靂霹神
摂社 春日神社、櫻木神社


由緒

 式内社。ミヤサキノナルカミノ、ミヤサキノサクイカツチ、ミヤサキノカミトケ等訓み方は多そうだ。 霹靂神とは雷神である。 宇智郡は井上内親王(聖武天皇の皇女で光仁天皇の皇后であった)が流され、親子共々同日に亡くなった地で、以降御霊信仰の地となった。五條市の語源ともなったと言われる。 その御霊信仰の影響を受けて、当社祭神の雷神も井上内親王が配流された時に懐妊していた第三皇子のことと付会されている。 従って、産屋峯明神(オビヤミネ)と呼ばれ、安産の神として参詣されて来た。
 五條市霊安寺町の
御霊神社が地域の御霊神社の発祥とされる。

一間社春日造の本殿


お姿

 奈良カントリーゴルフ場をコースを横切って参詣する。金剛山の東の麓に当たる産屋峰の頂上近くに鎮座。
 全くの推測だが、山地の人々の産屋がこのような山中に設けられたのではなかろうか。四国には産屋谷なる地名が山中にあり、 水との結びつきがあるようだが、鎮座地付近には水は雨のみのようで不発かも知れないが・・。

お祭り
例祭 10月23日

大和の神々
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