嶽神社、嶽太郎、嶽次郎、嶽三郎
奈良県宇陀市榛原内牧



鳥居


祭神



本殿


由緒

 古来、嶽山の高大神信者有志によってつくられた神殿・拝殿・手水舎などの簡易祭祀場があったが、今は牧内集落によって祀られている。
 この山の中腹に見晴らしの良い休憩場が出来ており、そこから更に頂上へ登っていくと、直径10m、4mと二重に小石で囲まれた塚(小山)があり、その上に高さ50cm弱のカンノン塚石仏が置かれている。嶽神社の御神体と見られている。神社は遙拝所となる。

 大和には嶽参りと言う祭事がある。雨を祈る神事で、山の上で多いに火を焚き、雨乞いをする。その登る山をを嶽山と呼ぶが、これが固有名詞になったのが当地である。

カンノン塚石仏


お姿
 赤い鳥居から登っていく。さわやかな風が吹く気持ちの良い神社となっている。山頂の石仏を奉拝する形の祭祀形態であり、古代の祭祀を思わせる。

 内牧には伊豆神社「彦火火出見命」が鎮座、また八幡神社もある。


嶽太郎、嶽次郎、嶽三郎
 この山には不思議な光景が見られる。米粒形の巨石が所々で群をなして立っているのだ。 その石群に対して太郎、次郎、三郎と名をつけている。
 他にも寝石、蛇岩などと言われる巨石がある。

嶽太郎

嶽次郎

嶽三郎

お祭り

例祭 9月 15日

大和の神々
神奈備にようこそ