男綱
女綱
「四方拝」と「道教」との関係
元旦の払暁、天皇が天地四方、並びに皇室の先祖のお墓を遙拝する行事である。この四方拝の起源はチャイナであり、平安時代から定着したものである。
本来の日本の神は山、木、石などの自然のものや先祖であって、四方を治める天地の神などの抽象的なものではない。持ち込まれたもであることは疑いない。
皇極天皇は重祚して斉明天皇となって、道教寺院と言われる「両槻宮:ふたつきのみや」を多武峯に作っている。この時期に道教思想がそうとうに入り込んだと言われる。
酒船石の麓から亀石が出土した。亀は長寿のシンボルで、亀卜が重視されたのは長きゆえに未来を知っているという。
飛鳥には西南を向いた亀石が知られている。西を向くと世界が泥の海になるという伝承がある。誰か向きを変えたのかね。
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