鏡神社

奈良市高畑町 mapfan

鳥居


交通案内

新薬師寺の南門西脇

祭神

天照大御神、藤原広嗣公、地主神

拝殿と紅葉



由緒

 社伝によると、遣唐使派遣の祈祷所だったところに、平城天皇の時代、大同元年(806)に新薬師寺の鎮守として奉祀したのが始まりで、それは、藤原広嗣は叛乱を起こし、肥後国で斬殺された広嗣の怨霊を鎮めるたま肥前国の鏡神社(唐津市:松浦明神を弘法大師が鏡神社と改名と言う。)から勧請したと言う。こちらは一の宮は神功皇后、二ノ宮が藤原広嗣。

 広嗣の人となりは次の万葉歌で偲ばれる。

 万葉集 巻八 一四五六
 藤原朝臣廣嗣櫻花贈娘子歌一首
 この花の一節のうちに百種の言ぞ隠れるおほろかにすな
 純清真率の情溢れるばかりの秀歌。

本殿



お姿

 本殿は、延享三年(1746)に春日大社の第三殿を移築したもので、所謂「春日移し」である。
 境内は広くはないが、師走の半ばの参詣であったが、紅葉と寒椿が実にきれいな神社。


 摂社の比賣神社が鳥居の前に神像石と並んで鎮座。


比賣神社 祭神 十市皇女


神像石 弘文天皇の曽孫の淡海三船公は「懐風藻」を編纂。その四代を祀る。


お祭り



大和の神々
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