大直禰社(おおただね)・若宮社

桜井市三輪字馬場垣内

鳥居


交通案内
大神神社二の鳥居前を北へ30m mapfan



祭神
大田田根子命(大物主神の神裔 大神神社祭主) 配祀 少彦名命、活玉依姫命
摂社 御誕生所社「鴨部美良姫命」
 



由緒
 『大三輪神三社鎮座次第』には成務天皇の時、三輪君大友主の創祀とある。
 また『今昔物語集巻二〇』には、大神高市麻呂(持統天皇の農繁期の伊勢行幸に反対した)の住居を三輪寺としたのが創祀とある。

 明治の神仏分離によって寺は廃され、新たに大直禰子神社と称し、本堂を本殿とした。

本殿 飛鳥からの右近の橘、吉野からの左近の桜

 『先代旧事本紀』によれば、和迩氏の阿田賀田須命と御誕生社の祭神の鴨部美良姫との間に大田々禰古命が生まれたと記されている。
 土佐国香美郡に大川上美良布神社が鎮座、大物主神から大田田根子神に至る神々を祭神としている鴨系の神社のようである。物部川沿い。社宝のうちには銅鐸2個。



お姿
  本殿は方五間、入母屋造、本瓦葺。弘安八年(1285)に再建の記事がある。正堂の柱は天平尺と一致、数度の修理跡のある奈良時代の柱五本も確認されている。発掘調査からも今昔物語の記事に信憑性が認められるとのこと。



お祭り

 例祭  4月 8日

『神社寺院大事典』

大和の神々
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