春日神社

桜井市吉隠1137 its-mo

鳥居


交通案内
長谷寺駅前から榛原方面へ40分で吉隠 北へ1.5km、村の突き当たり



祭神
天兒屋根命、天太玉命、武甕槌命、比賣大神

拝殿


由緒
 当社の勧請年代は詳かでないが、当地に住む藤原姓の方の勧請によったのであろう。
 吉隠の地は古から知られた所で、『日本書紀』にも持統天皇即位十年の条に、菟田の吉隠松が下に幸し給うたことが見える。
 当地は、伊勢に通ずる街道であり、その道沿いに松が下という字が残っていて、昔はこの地が栄えていたと考えられる。
 当地は昔より長谷八郷の一にして、長谷寺の旧領地である瀧蔵神社の郷であって、毎年旧正月十一日の例祭に参拝する頭人は、代々当地の藤原姓を相続する者をもってするのが古例とされている。

本殿





お姿
 吉隠西谷の奥に位置し、氏子数は僅か五戸。(平成七年資料)
 吉隠の地は、東西に吉隠川を隔て山が迫り山峡に漸高の地形をなしている。萱森に向かう山道の途中で、右後方に登る道があり、鎮座地となる。

 吉隠は『万葉集』にも歌われた地ですが、吉隠の吉が吉野の吉と解釈されされさ猪狩野の地を吉野の飯貝に比されて、ここの吉隠は苦戦をしているようです。ここにも猪飼山があり、また実際現在でも猪の害が多く、畑では電線を曳いて電気を流し、猪の侵入に備えています。

境内の役小角像?庚申石仏?


お祭り

例祭   10月10日

参考:『平成祭礼データCD』

大和の神々
神奈備にようこそ