山之坊山口神社
奈良県橿原市山之坊町304 ゼンリン


鳥居と本殿

 


交通案内
近鉄大阪線耳成駅南側 西500m



祭神
大山祇命



由緒

 耳成山の耳成山口神社の氏子が天神山郷を形成していたが、慶安四年(1651年)、山之坊村民が神木を伐り荒らした事件を発端に、入会をめぐる争論が続き、宝永二年(1702年)耳無山天神ハ式内之社耳無山口神社とする事で決着した。*2 同時に山之坊村民は、山之坊山口神社に分霊し、今日に至っている。また、享保年間(1716−35年)、木原と山之坊で耳成山をめぐって境界争いがあり、木原の所属となったので、山之坊の宮司が神霊を奉じて下山、現在地に祀ったとある。*1
 延喜式神名帳に高皇産霊神を祀る神社として、大和十市郡に目原坐高御魂神社の名がみえるが、現在地は不明である。 候補神社(論社)は次の三社である。
天満神社「高御魂神、神産日神、菅原道眞 合 子安大神」橿原市太田市町225
耳成山口神社「大山祇命、高皇産靈神」橿原市木原町490
山之坊山口神社
 当社は有力な論社ではない。



お姿
  丁度秋の例祭の準備中であった。


祭りの準備風景



お祭り
例大祭 10月10日
*1 飛鳥のの神々(横田健一)吉川弘文館
*2 寺院神社大事典(大和紀伊)平凡社

大和の神々
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