一宮神社
徳島市一の宮町西丁237 mapfan

鳥居


交通案内
バス入田行き一宮札所前


祭神
天石門別八倉比賣命、大宜都比女神

第十三番札所大日寺


由緒

 延喜式内大社の天石門別八倉比賣神社の論社である。往古から一宮大明神と尊称されてきた。鎮座地が一宮城府の一郭になっていたので、戦国時代には度々の兵乱にあい、一切を失ってしまったと云う。
 明治の神仏分離までは八十八ヶ所十三番札所であったので、現在でも四国遍路の参拝は多い。

大日寺の向かいの入口

国重文の本殿


お姿
 大日寺と向き合っている。
 社前の小川にかかる太鼓橋は藩主蜂須賀公の寄進になるもので、石造美術品としても勝れている。確かに歩いて渡るのはやっかいそうだ。
 またその石橋の横に大きい石燈篭がある。

太鼓橋  大燈篭
 


お祭り
 10月 18日 例大祭

白い石の上に鎮座するしゅうれいじんさま

『平成祭礼データ』(平成七年)から

一宮神社略記

 一、大宜都比売命 御別名 天石門別八倉比売命を奉祀する 衣食 農業 商業 開運の神で 又縁結び 安産の守護神と信仰する人が多い。

 一、延喜式内大社天石門別八倉比売神社に充てられる古社で一宮大明神と奉称せられ 阿波国一宮 八倉比売命を祀るから明治維新まで八月八日が御祭礼日
 神仏分離まで四国巡拝の霊場であった。

 一、小笠原氏は 一宮城を構え 大宮司に任じ 蜂須賀侯も社殿を造営し 御初穂 御神馬を奉献 篤く崇敬した 氏子の尊崇は今に変らない。

 一、一宮町の地名 一宮城の称等は 一宮大明神が千年の昔から此所に御鎮座ましますに由来すると思う。

 一、春祭四月二日 秋祭十月十八日 新嘗祭十二月十八日
  以上

 『徳島県神社誌』、『平成祭礼CD』、『徳島県の歴史散歩』

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