金刀比羅神社
徳島市勢見町1丁目1 mapfan

鳥居
大鳥居は、寛政三年(1791)の建立、その注連縄は、長さ約6m、重さ400kgの巨大なもので、江戸中期以来沖浜の氏子によって毎年新造され、例祭前に奉納されているとあるが、注連縄は見えなかった。

燈篭
 太神岩の岩鼻に奉建されている大石燈篭は、高さ9.1m、天保二年(1831)に阿波藍の荷主達が寄進したもので、遠く海上からの目印になったと云う。


交通案内
二軒屋 北西 700m


祭神
大物主命
摂社
 皇大神社、天神社、興津神社

拝殿


由緒

 元和二年(1616)藩主蜂須賀家政公が、城下の鎮守として勝占神社境内にあった金刀比羅社を奉遷。以来、藩主の保護と民衆の崇敬のもとに栄えた。付近の山を勢見山というが、源義経が屋島へ向かうために勝浦に上陸し、軍勢を見たことに由来すると云う。本来の勢見山は勝占神社の鎮座する鉢伏山の事だが、遷座と供に山名も移ってきた。
 市中五社の一。

内陣


お姿
 県下に三金比羅がある。当社、川内町宮島、鳴門市木津の三社を云う。初詣で賑わうと云う。
 雄大な石段を登っていくと、意外に小さい社殿が見える。
 境内には陶器製の燈篭が二基置かれている。また境内に古墳があり、天武天皇中宮摩耶姫之墓との石碑がある。
 徳島市内のいくつかの神社で、百度石、千度石が並んでいる。千度石には天下泰平・五穀豊穣と云う大きいテーマが彫られている。

百度石と千度石

陶器製の燈篭


お祭り
  11月 10日 例祭

 『徳島県神社誌』、『平成祭礼CD』

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