天満神社・岩神社
兵庫県姫路市大塩町字山ノ下764 its-mo

社景

交通

山陽電鉄大塩下車東へ700m



祭神
菅原道眞
摂社
大川神社「大山祇神」
恵美酒神社「恵美酒神」



由緒   地図で見ていると、「日笠山の麓に岩神社が鎮座している。」と読める。神社参詣を生活上の規範としている、判りやすく云うと、趣味としている人にとっては、見逃せない立地(山の名、神社名)と思える。かく言う小生も姫路から阪神梅田直行の特急をおりて参詣した。

 日笠山は三輪山のような神奈備形の山ではなかったし、神社の建っている向きと日笠山とは無関係そうであり、とどめは境内の説明板には天満神社とあった。岩は菅公が流される際、腰をかけた石を御神体としているので、腰掛岩天満宮と呼ばれているとの事。

本殿と腰掛岩

摂社  大川神社   恵美酒神社




お姿

 南向き。
 本社の左右に摂社の大川神社と恵美酒神社が鎮座。 腰掛け岩は平たい部分が上に向いており、いかにも腰掛け岩らしい。そう云った所からの伝承があったのだろう。実際はもっと古層の信仰があったのかも知れない。石が御神体であると云うこと、天満宮で行われる神立祭はここ大塩二社を含め5社程度であり、普通菅公は出雲へ集合する神とは見なされていないのではなかろうか、と云う意味では、より古い国津神が祭られていたのかも知れない。


お祭り

 7月 24日  夏祭り
  10月 24日 神立祭 [通称]出雲行き

由緒 平成祭礼データから

 菅原道真公が筑紫へ左遷の途中、当村の東なる日笠山にて瀬戸の内海を賞で給ひし時、里人等は不遇の大臣を深く憐み、その高かりし御徳を景慕し、現在地の日笠山麓に社を建てその霊を慰め給った。
以上

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