岩木山神社
青森県弘前市百沢字寺沢27 its-mo

鳥居

交通案内
弘前駅より枯木平線 で約40分「岩木山神社前」で約下車すぐ

祭神
顯國魂神、多都比姫神、大山祇神、坂上刈田麿、宇賀能賣神
摂社
白雲神社「多都比姫神荒魂」
稲荷神社「宇賀能賣神荒魂」



由緒 

 津軽平野の独立峯の岩城山は均整の採れた美しい眺めであり、朝夕仁この山を眺めて暮らす津軽の人々にとって、守護神であり、豊作・豊魚をもたらす信仰が篤い山で、麓に鎮座する岩木山神社は津軽一宮として尊ばれている。
 昔は岩木山光明院百沢寺(真言宗)と言い、神仏習合であvったが、明治維新以後、神社となった。経緯はともかく、岩木山を神体山とする信仰に根ざしている。祭神の大山祇神はこれを物語る。
 社殿の建立は宝亀十一年(780)であったが、延暦十九年、坂上田村麻呂が再建したとされる。この時、父親の刈田麿を合わせ祀ったのであろう。
 顯國魂神と多都比姫神は、陸奥国に多く祀られている阿遲耜高日子根神の親神である関係からと想定される。
 岩木山にはいくつかの伝承があるが、山椒太夫物語のヒロインの安寿姫が岩木山の女神となったという。
 さて、岩木とは何か。岩が木ように燃えるのである。石炭かもしれない。

本殿

お姿


 岩木山頂に奥宮がある。山頂は三峯になっていて、それぞれ阿弥陀・薬師・十一面観音に準えられている。


お祭り


例祭  8月 1日

平成祭データ

 当社は昔から「お岩木さま」「お山」と親しんで呼ばれ、陸奥津軽の開拓の神、農海産物の守護神、また祖霊の座すところとして崇められてまいりました。神山・霊山である岩木山は津軽全土から仰望せられ、人々に慈しみの徳を授けたまい、郷土人の生活と心のよりどころであります。岩木山大神は太古より神霊岩木嶺にお鎮りになられ、今から約1200年前、宝亀11年(780)社殿を山頂に創建したのが当社の起こりであります。
 延暦19年(800)征夷大将軍坂上田村麿これを再建し、別に山麓十腰内の里に下居宮を建立して、山頂を奥宮と称し、寛治5年(1091)神宣により下居宮を現在地に奉遷いたしました。その後、世々の地頭・領主何れもがよく崇敬の赤誠をつくし、江戸時代には津軽藩主為信・信牧・信義・信政により大造営がおこなわれ、近代には崇敬者の熱意を集めて、建造物、諸施設とも整い、名実ともにその威容を誇り、畏き辺りも日本の北門鎮護の名社として、厚く崇敬されております。大國魂鎮守旧國幣社 
 以上

参考 『平成祭礼データ』、『式内社調査報告』、『日本の神々』

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2018.10.10