能登比神社
石川県鹿島郡鹿西町能登部下125甲29　　mapfun

鳥居

交通案内
ＪＲ七尾線能登部駅下車南西へ１５分


祭神
能登比�盗_、沼名木入比賣命
配祀　天照大神、虚空津比賣命、猿田彦大神、建御名方神、倉稻魂命、菅原道眞、素戔嗚尊、日本武尊、少名彦命

参道を進む

由緒
　能登国の式内社の能登比�盗_社に比定される。
　『三州式内等旧社記』に、「古来、妙天神或磐云妙天神三穂大神之誤、旧伝云、比古、比�痘ｼ神鎮座、故往昔称邑名、兄村妹村也」とある。
　社伝によれば、大己貴命が当地を巡行した折り、乙女が濁酒と神粥を献上した所、命はこれを賞して、わが苗裔たれといい、乙女はこれに答えてわれに兄神あり、ともに苗裔たらしめよといった。
　乙女の名は能登比�当ｭ天神といい、郷民に機織の技を教えたと伝わる。
　当地とその近辺は苧麻織（能登上布）の産地として知られている。延喜式では調糸とされている。慶長年間から復興し、素白布として全国的に知られるようになった。

　その後、崇神天皇の皇女渟名城入比�唐ﾆ兄の大入杵命とともに能登比�唐ﾌ偉業を興したが、この地でなくなったので遺骸を当社背後の御陵山（姫塚という）に埋葬し、その霊を当社に祀ったという。
　能登上の能登部神社を兄宮といい、当社を妹宮という。

拝殿

お姿
　御陵山麓に南東に面して鎮座、祭神は能登上布の祖と称される。絹織物から長繊維織物の産地として栄えたが現在は衰退している。
　本殿は流造、間口一間半、奥行二。拝殿は入母屋造。

お祭り
　　１１月　１９日 例祭

本殿と背後の丘上
　

参考：『日本の神々８』白水社、『平成祭礼データＣＤ』、『式内社調査報告』巻十六