指出森神社
大阪府阪南市貝掛1462番地 its-mo


交通

南海本線箱作駅 北東 800m



祭神

應神天皇
摂社 谷神社「國常立命」

社景



由緒

 波太神社に祀られている八幡社の旧地。
 神功皇后が務古より紀国に到る際、鳥取の玉津浦に船を係留させた。武内宿禰は皇子を懐に海辺を逍遥した由縁で、八幡宮を祀った。 南北朝で鳥取氏は南朝に与したゆえ、劫火にあい、後に其の旧地に祠を造った。

 この地は掛貝と言うが、別に箱作と呼ばれる。当地付近が和泉砂岩を産出し、石棺が作られていたことから名付けられたと聞く。 他にこの神功皇后・武内宿禰の上陸伝承がある所から見ると、古墳の中に入れる石棺の素材となる石を瀬戸内海を運んできて、この地で石棺に加工したものと推定できる。 九州の阿蘇山系の凝灰岩の石は、淀川水系の八幡茶臼山古墳、大和川系の唐櫃山古墳、長持山古墳、紀の皮系の大谷古墳に使われている。 これを箱作に荷揚げして、必要の都度石棺に加工したのであろう。 何故、阿蘇山系の石で石棺が造られたのか? そこが古墳に埋葬された人の出身地だからとしか言いようがない。

 肥後国宇土郡ではなかろうか。熊本県宇土郡三角町に波多神社、淡輪に宇土山古墳があり、関連を示している。

森はなかなかの雰囲気である。


お祭り

 10月10日 2日間 秋季例大祭

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