賀茂那備神社
島根県隠岐島町西郷大字加茂342 mapfan

鳥居

交通
西郷港 西6km



祭神
別雷神 (配祀)素盞嗚命 玉安姫命



拝殿

由緒
 隠岐国周吉郡の延喜式神名帳に載っている。
 山城国の賀茂別雷神と同一の神とされてきている。
 寛保二年(1742)の『伝記』に、「創建年代は孝謙天皇の天平年中(729〜)、玉安姫隠岐国に到る、船を賀茂浦に繋ぎ神明を守り来て今の社地に宮を建立し、給仕久しく終に卒す。」とある。

 さて、神社名の「かもなび」は、「神の籠もる所」と云う意味であり、別に賀茂と結びつける必要はない。地域の山に籠もっている神を祀った宮ということが発祥ではなかろうか。


本殿

お姿
 平地に鎮座している。雄渾な雰囲気の社殿である。神門には神像が置かれていた。 めったに見ないので写真を撮った。木々はそれほど大きくはないようだ。


神門


神門の神像
 


お祭り
   3月  5日 7日間 百手祭 [通称]弓祭 [神事名]弓の行事
 4月 21日 例大祭

 百手祭 御饗の祭り、百本の手でも供するに忙しい程の供物を献ずるところから「百手祭」と云うが、現在の神餞は普通。
 また、氏子中より十才前後の両親が健在な男児三名を選んで、弓をひかせて氏子全部の厄を祓う。

参考 『神国島根』、『式内社調査報告』

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