富神社
簸川郡斐川町大字富村1 mapfan

鳥居

交通
山陰線直江下車 西に700m



祭神
八束水臣津野命 配祀 天之冬衣命、足名椎命、國忍富神、布忍富鳥鳴海神



拝殿

由緒
 出雲国風土記の始めに出雲と号した所以がある。
 出雲と号くる所以は、八束水臣津野命 詔りたまひしく、「八雲立つ」と詔りたまひき。故、八雲立つ出雲と云ふ。

 国引きの大仕事の後、神名火山の嶺より地理を見て、上記のことを詔して富神社の場所に来て鎮座されたと云う。それより此処を出雲郷と称し、当神社を泉神社と云ったと云う。後、遠祖の祭神を祀ることでこの村が栄えたので、霊亀元年(715)に出雲神社富明神と称し、村名も富村と云うようになった。
 創立年代は不詳である。また風土記や延喜式にも富明神の名は見えないようだ。


社殿

お姿
 JRの南側に鎮座、平地であるが思ったより広い境内。
 トミの名から一つは登美の長髄彦などの土蜘蛛関連かもしくは大国主命の後裔の富氏を想像していたが、時の流れがそうさせたのか、実に明るい晴れの神社であった。
 尤も、摂社にはいささか不気味と云うのか、蛇神を祀るようなイメージのものもあった。


摂社 水波能売神と荒神の合祀
 


摂社 胞衣荒神
 


お祭り
 11月 2日  例祭

参考 『神国島根』、『平成祭礼CD』

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