金岡神社
堺市北区金岡町2866番地 its-mo

鳥居

交通案内
南海高野線白鷺駅 東へ1.7km


祭神
住吉大神、素盞嗚命、大山咋命、巨勢金岡
配祀 伊邪那岐命、天兒屋根命
合祀 天照大神、保食神、廣國押武金日命、應神天皇、菅原道眞、勝手大神、武甕槌命、經津主命、事代主命

摂社 稲荷神社「宇迦之御魂神」

由緒
 鎮座地は古の丹比郡だが三郡に別れた時八上郡に属した。金田と長曽根を合わせて金岡村となった。金岡神社は式外の郷社。
 『大阪府史蹟名勝天然記念物』に、「口碑によれば光孝天皇仁和年間(885〜)居民の安全、年穀の豊熟を祈らんために創立、表筒男命、中筒男命、底筒男命を祈りて金田三所宮と称した。後、素盞嗚尊と大山 咋命を配祀し、更に一條院の時、巨勢金岡の死後その霊を勅によって当社に合祀し、金岡神社と称した。
 明治末期に近隣の神社を多く合祀している。その中には長曽根神社や式内社であるや須牟地曽根神社(勝手大神)が含まれていた。それぞれ、旧地近くに再建されている。

拝殿

本殿

本殿

お姿
 朱の鳥居の向こうに広い庭がある。一見がらんとしている。拝殿前の楠木も大きいが本殿背後の楠ノ木白竜大神とされている楠木も大きい。
 拝殿も黒光りしているようで、なかなかのもの。本殿も美しい。

白竜大神
 



お祭り
    7月20日  夏季例祭
   10月 9日  秋季例大祭

平成祭礼データ

金岡神社由緒略記
 起源については記録の明らかなもの無きも伝説によれば光孝天皇仁和年間(今より一、一00年前)居民安全年穀豊熟を祈らんためこれを創立し住吉大神を祀りしが、のち素盞嗚命、大山咋命を配祀し更に一条院天皇の時に巨勢金岡卿を合祀し金岡神社と称することとなった。本社は全日本における画聖「巨勢金岡卿」を祀る唯一の神社で金岡卿はいうまでもなく日本画の大祖である。清和、陽成、宇田、醍醐の四朝に歴任し大納言に至り宮中に召されて障子、屏風等に画を描いた。伝説によると本社の所在地は金岡卿の隠棲の地であって神社の東方約三000米のところに金岡淵即ち金岡卿筆洗いの池というのがある。河内名所図絵にもこのことが載せられてあるが、察するに金岡卿は晩年致仕の後にこの地に隠棲して丹青を楽しみ風月を友としていたのであろう。巨勢氏糸図ならびに古今著聞集などによると卿の略伝があるが卿がこの神社の祭神として祀られたのは一条天皇のみ代に勅命によったものであることが明らかにせられている。この点から考えてくるとこの地が金岡卿と古い縁故のあった土地であることが疑われない。大正末期から当社では御祭神である巨勢金岡卿の神慮を慰めるため毎年五月三日午前十時から「画神祭」を行ない式後社務所で席上揮毫会を開催している。
  以上

公式金岡神社
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