石神社
柏原市太平寺2−19−13 mapfan

交通

近鉄大阪線安堂駅 東800mほど登る 堅下南中学北側



祭神

石長姫命、石姫命、熊野権現

釣瓶落としの夕暮れの石神社の鳥居と楠木

由緒

式内社。イシカミノ、イハカミと読み方がある。祭神の石姫命は宣化天皇の皇女、舒明天皇の皇后。
 神社は俗に熊野観音と言う。
 三代実録に清和天皇貞観九年、河内国大県郡石神預官社、此の地の生土神。

 此の辺りには智識寺と呼ばれる有名な古代寺院があった。 聖武天皇、孝謙天皇は難波宮と奈良宮を往来する際に柏原の地を訪れ、智識寺、山下寺、大里寺、三宅寺、家原寺、鳥坂寺の6寺に礼拝例仏されたと言う。 中でも智識寺には大きい廬舎那仏があり、これを見られた聖武天皇は大いに感動し、東大寺大仏造営のきっかけとなったと言う。

石神社の本殿




たたずまい

 鳥居の側の楠の木は樹齢3〜400年と思われる見事なもの。 本殿は古墳の上に建っているように見える。古墳を覆った石が点在しているようだ。
 神社の北側の道を登ると清浄泉の井戸がある。生駒山地の岩盤の節理に沿うもの。俗説には弘法大師が井戸を掘り起こして干魃から救ったと伝えられ、「大師の水」と重宝がられている。

大師の井戸



お祭り

 7月18日、19日 夏季大祭
 10月19日 例祭(秋祭り)

天冠山観音寺
 智識寺の法灯を継ぐ寺と伝えられる。


大阪府神社史料


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