彌刀神社
東大阪市近江堂1丁目 mapfan

鳥居

交通案内
近鉄大阪線長瀬駅 東南300m


祭神
速秋津日子神、妹速秋津比売神

摂社
八坂神社「素盞嗚尊」
常世神社「大己貴命」


由緒『式内社調査報告第四巻』抄


 延喜式神名帳の河内国若江郡の彌刀神社。 イヤトノ神社と訓む説があるが、大方はミトノ神社と訓んでいるし現在はミト神社と訓む。 当地は古代には大和川の川縁で、自然堤防の微高地にあたり、水に関係する神であって、水門、水戸と思われる。 長く牛頭天王社と呼ばれていたが、明治初期に彌刀神社と改称した。

 祭神の速秋津日子神、妹速秋津比売神は明治以降であり、それまでは牛頭天王(俗称進之男命)だったのだろう。



お姿
 下町風の風景の中に鎮座、町の氏神さんとして慕われているように感じる。

 本殿と摂社の八坂神社が並んで建てられている所からも、素盞嗚尊を長く祭神としていたことを物語っているようだ。 八坂神社は江戸中期の春日造で東大阪市指定の文化財となっている。 本殿と向き合っている摂社の常世神社は東向きで、大己貴命を祭神としている。



本殿



八坂神社、左は本殿



お祭り


夏祭  7月20日
秋祭  10月20日


参考:『式内社調査報告第四巻』

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