鯉喰神社
岡山県倉敷市矢部109　mapfan

鳥居

交通案内
吉備津駅　西南西１．５ｋｍ


祭神
夜目山主命、夜目麿命　配祀　狹田安是彦、千田宇根彦
合祀　大歳神、須佐之男神、天御中主神、菅原大神

神門、この奥に廊下と拝殿

由緒

　吉備の国平定のため吉備津彦の命が来られたとき、この地方の賊、温羅が村人達を苦しめていた。戦を行ったがなかなか勝負がつかない。その時天より声がし、命がそれに従うと温羅はついに矢つき、刀折れて自分の血で染まった川へ鯉となって逃れた。すぐ命は鵜となり、鯉に姿を変えた温羅をこの場所で捕食した。それを祭るため村人達はここに鯉喰神社を建立した。

　社殿は元禄１４年（１７０１）４月、天保１３年３月に造営し現在に至った。大正６年４月、庄村矢部字向山村社楯築神社を合祀した。大正６年１０月４日神饌幣帛供進神社に指定された。以上は岡山県神社誌から

　祭神は温羅を退治する際、楯築遺跡の西方から駆けつけた武勇の父子。配祀神は温羅の家来であったが吉備津彦側に寝返った者。

本殿

お姿
　鯉喰神社弥生古墳の頂上に鎮座している。この古墳は３世紀後半頃のものとされており、楯築墳墓の流れをくむものと考えられている。
　墳墓の上の神社らしく、境内にはあまり大きい木はない。墳墓には立石が並んでいたとされているが、その痕跡はなかったが、石の祠などが多く祀られていた。
　釣鐘が残っている。
　入り口の石燈籠に三社宮と彫られている。

摂社　大歳社と船形石

お祭り
　５月　第一日曜日　　例祭