伊佐和神社
三重県松阪市射和町1073 its-mo

鳥居

交通案内
JR相可駅 北へ1km


祭神
建速須佐之男命
 合祀 皇大神御魂、猿田彦大神、天之兒屋根命、伊弉諾命、大山祇荒魂神、天之手力男命、市杵嶋姫命、火之迦具土神、大物主命、事代主神、天穗日命、天津彦根命、湍津姫命、熊野大神、活津彦根命、田心姫命、火遠理命、水波女命、水分神、譽田別命、道之長乳磐命、宇賀御魂神、熊野杼樟日命、武津奴身命、菅原道眞、柿本人麿、天忍穗耳命、祭神不詳、祭神不詳、祭神不詳、祭神不詳
主祭神については、伊佐波登美神、伊勢津彦命、射和大明神、國狭槌尊、建津之身命など諸説がある。

拝殿


由緒

 多気郡の式内社。射和村には氏神が二社あったようだ。氏神八王子、氏神牛頭天王。上下二社は明治四十一年下社が上社を合祀し、伊佐和神社と単称した。
 上社の射和神社の創祀については、『神社明細帳』には、「神武天皇が兄磯城、弟磯城の宅で鳥が「怡弉過々々々」と鳴いた故事に因んで、「イザワ」の地名が生まれたと記し、祭神は建津之身命」と記している。何故、大和の地での出来事がここの地名になったのだろうか。
 さらに『神社明細帳』には、「牛頭天王往昔疫疾流行の砌、蛸路村牛峯神社神霊を分祀せる由申傳、依之今是毎年例祭に右牛峯神社社頭の榊を探求す。是を神木と称し祭日神輿の先途に奉ず。」ある。牛峯神社とは牛場神社のことだそうだ。
 明治四十年から四十一年にかけて近隣の神社とその境内社などを合祀している。

本殿と榊


お姿
 国道42号線の東側の森の中に鎮座している。旧道はより東側の伊勢街道から山裾を通る道に入った所。遷座をしているようだが、山中故に立地はなかなかのもの。
 拝殿横に神木であろう榊が植えられている。牛庭神社から移植したものかも知れない。鎮座している山の南端に秋葉公園があり、古墳らしいものが見える。またその向かいに経金塔がある。

秋葉公園  経金塔
 


お祭り
  7月 15,16日 祇園祭
 12月 15日 秋季大祭

 840年ほど前から一輿約160貫もある御輿二台保存されており、祇園祭りには50人の若者に担がれた二台の御輿が町中を練り歩くそうである。

 参考文献 『三重県神社誌』、『式内社調査報告』。

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