耳常神社
三重県四日市市下之宮町319 mapfan

鳥居

交通案内
近鉄名古屋線富田駅から西に15分


祭神
神八井耳命
 配祀 建御雷之男神、齋主神、天兒屋根命、姫神、神沼河耳尊、大山祇命


由緒

 当社は三重郡菰野町大字小島に鎮座する同名社とともに式内耳常神社の論社。訓は「ミミツネノ」の他に「ミコト」として御年子として御年の神の子と解している。
 『神社検録』に所引の「西脇氏所蔵の古記文」には、寛永の頃、伊勢船木直の子孫が耳常、耳利の両社を守っていたと記載されている。広永村の社を耳利神社と言い、上之宮と唱え、下之宮の社を耳常神社と号するとある。下之宮村の産土神として、春日大明神とも呼ばれて奉仕されてきたという。大矢知村の耳利神社を合祀していると言う。
 船木氏が広永の上之宮、当地の下之宮に耳利、耳常各社を奉斉し、祖神の神八井耳命を祀ったのであろう。

拝殿


お姿
 境内はあまり広くはないが、拝殿は幅広く雄渾な雰囲気が漂う。本殿前には大きい楠木が生えている。 地域のこの辺りは新興住宅も多く目立ち、元々の家々と混在しているが、当神社は古くからの村の中に鎮座していたようだ。

本殿


お祭り
  9月 第二日曜日 例祭

  参考 『三重県神社志』、『平成祭礼データ』、『日本の神々6』

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