三重県名張市夏見2162 mapfan 交通案内
名張には春日社が多く分布している。当社は南都春日大社奥宮と名乗るように春日神遷幸伝承地の一つである。『春日社記』には、神護景雲元年(767年)伊賀國名張郡一瀬河にて御沐浴、鞭を持って験として立てたまふ木に成つく、と記載されている。
春日神は当社から薦生中山に遷ると記録があり、名張市薦生に鎮座の中山神社のことで、北方数キロに鎮座している。 春日神が東國から勧請されたことは史実とされているが、遷幸の場所がこのように転在するのは、春日大社の勢力が東に及んで伊勢大神と境界を定める物語が水屋神社付近に残っているが、東大寺との勢力争いを繰り広げたようである。
水屋神社の例と合わせて考えると、春日神は伊賀の水を好むようだ。
参考 『日本の神々6』白水社
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