河原神社
愛知県清須市阿原1,188 mapfan


鳥居

交通

城北線尾張星の宮駅 東 200m



祭神

大己貴命

由緒

 昭和三十九年発行の『神社名鑑』には、河原神社(星の宮)とあり、祭神は伊弉諾尊、伊弉冉尊となっている。延喜式内社。もと河原天神、俗に星社と称えた。と記載されている。
 当社を式内社とする書籍は寡聞にしてこれしか知らない。『式内社調査報告』にも、出ていない。愛智郡に川原神社があるがほど遠い。星神社での論社としては」名古屋市西区上小田井の星神社が山田郡の式内社坂庭神社の論社となっている。一体何の式内社の論社なのか良くわからない。
 社頭掲示碑では、式内社の件は書かれていない。

 「星」のつく神社は各地に点在、当社は「保治の宮」で、当地の保治と言う豪族の本拠地との説もあると聞いたが、詳細は不明。

 ただ、当社は阿原(アワラ)と呼ばれる地域に鎮座、南区本星崎町の星宮社の近くにも阿原と言う地名がある。阿原とは「水のつきやすい所」と言う意味だそうで、たしかに新川町では近年にも洪水があった。また南区も低いところ、ようするに「干す」ことへのあこがれが強く、これが星と表記されたのかも知れない。
 と言うことは、虐げられた人々が追いやられた地域、新来の者で力のない者達が住まいした地域なのだろう。
 あまり良くない土地、これが、星神は悪神と見なされていった理由の一かも知れない。


本殿

お姿

 城北線に星の宮と言う駅があり、そうするとそのような神社があるはずと探してみたらこの河原神社がそうだったと判った次第。
 この池の水を飲むと不治の病が治ると言い伝えられる池が境内にある。眼病だそうな。
 神社の幟に月に星が三つある。
 通路の敷石は長さを倍にしたレンガ状の石だが、所々に字が刻まれているようだ。転用したのだろう。

 新幹線で大阪からだともうすぐ名古屋と言う所にキリンビールの工場と廃水処理施設が見える。その工場の向こう側は当地である。


お祭り
10月第二土曜日 例祭
 


 八幡神社
愛知県西春日井郡新川町大字阿原字八幡673 mapfan


八幡神社と摂社の祠(右側)

交通

城北線尾張星の宮駅 西 200m



祭神

應神天皇
摂社 地神社「埴山比賣命」、星神社「天御中主命」




参考 『神社名鑑』『平成CD』

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