日牟礼八幡宮
滋賀県近江八幡市宮内町257 ゼンリン

鳥居


交通案内
近江八幡駅 バス10分


祭神
誉田別尊、息長足姫尊、比賣神

拝殿


由緒

 社伝によれば、成務天皇が高穴穂宮に即位したとき、武内宿禰に命じて「大島神」を当地に祀ったのが鎮座の始まりであると言う。
 その後、八幡山に社殿を建てて宇佐八幡宮を勧請したのが上社の始まりとされる。正暦二年(991)とも寛弘元年(1004)とも言うが定かではない。

 一方、近江に行幸した応神天皇が奧津島神社参詣のおりに「比牟礼社」にも立ち寄り、のちにその地に奇瑞があらわれたことから人々が祠を建てて「日群礼八幡宮」と称したと言う伝えもあるが、信用するに価しない。

 この地域は信長の死と安土城の炎上の後、当地に移ってきた人々が住み着いたと言う。秀吉の甥の秀次が当地の支配者のなり、八幡山上に城を築くのに際し、山上にあった八幡社を下の宮に遷し、後に日杉山に八幡宮を遷す予定だったが、秀次が文禄四年(1596)に自害、計画は頓挫し、下社一社となり、八幡宮と大島社が共に奉祭され、現在に至っている。
 大島神社は延喜式内社であるが、当社では地主神として八幡宮の摂社になっている。式内名神大社の奧津島神社が八幡山の北東に鎮座しているが、鎌倉中期以降には大島奧津島神社となっており、大島神社と奧津島神社を合祀した形になっている。

本殿 裏の屏風岩
 


お姿
 近江八幡を代表する観光地が八幡掘と言う西湖と琵琶湖をつなぐ水路があり、その北側に鎮座する。八幡山へのロープウエイ乗り場の手前になり、山の麓であり木々が密集して、実に神社らしい雰囲気。

舞殿

摂社 大島神社

お祭り
  3月 13,14,15日  左義長
  4月 14,15,16日  春大祭
祭礼については下記の日牟礼八幡宮公式サイトをご覧下さい。

参考 『滋賀県の歴史散歩』、『平成祭礼データ』、『日本の神々』

日牟礼八幡宮公式サイト

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