滋賀県東近江市八日市本町15-4 mapfan
当地の八日市場の祖神。『市神之本紀』によれば、推古天皇元年、聖徳太子四天王寺を造営し給ふ時、同郡白鹿山の東の麓において幾千万の瓦を造らせ難波津に運ばせたまふ。然るに太子かの山に渡らせられ新に瓦屋寺を営し、且つが八日市を開いたとあり、境内に聖徳太子像が鎮座している。 ホウ川の北に民家数百個を置き、事代主命の神像を刻し一祀壇に納め、同九年始めて市店を開き、士農工商の別なく交易する事を教え給ふ。「その後正暦の頃、安倍晴明白鹿山に詣で此の神像を拝し、太子の遺志を継ぎ市店鎮護の祈りを奉り」云々とあり境内にりっぱな聖徳太子像がある。また万葉集最高の女流歌人 額田王立像を おまつりするのでその銘碑がある。さらに万葉と風土の研究の第一人者 大阪大学名誉教授 犬養孝博士の筆になる額田王の歌碑がたった。 君待つと わが恋ひをれば わが屋外(やど)の すだれ動かし 秋の風吹く 巻四−四八八
お祭り
参考 『滋賀県の歴史散歩』、『平成祭礼データ』 |