志呂志神社
滋賀県高島市高島町鴨2276 mapfan

鳥居


交通案内
 JR湖西線安曇川駅 南 1km


祭神
 事代主神『神名帳考証』
瓊瓊杵尊 相殿 鴨祖神玉依姫命 『神社明細帳』 (天皇社と言うので牛頭天王瓊瓊杵尊とする。)
白髭明神 (日吉三宮なる旧名から)
摂社 三社「天照大神、譽田別尊、武甕槌神 配祀 經津主神、天兒屋命、比賣神」、大国社「少彦名神、大國主神」、塩竃六社「大山咋神、木花開耶姫命、武甕槌神、經津主神、五十瓊敷命、都都古和氣神」

拝殿


由緒

  『神社明細帳』では創立年次を宝亀元年(770)としている。延喜式内社で、往昔川中島の白州に鎮座しているので所知食天皇ゆえに志呂志の天皇と称して白州の神社と云うそうだ。

 『式内社調査報告』では、近くを流れる川が鴨川であり、鴨との関わりは当社の基調にあるようだ。当社には女神像と本地佛十一面観音一体が内陣に安置されている。神像は平安後期のもの。神像から見ると、事代主神や牛頭天王とは関係がなく、鴨の祭祀と比叡山との関連で発展していったとしている。

本殿


お姿
 鳥居の前は窮屈。箒目があざやか。社域と外との境があけっぱなしに見える。何となく神々しさに欠けると思うのは、せちがない都会人の性か。
 鴨川の南側に沿って鎮座、東側の橋は天皇橋と言う。この天皇は牛頭天王瓊瓊杵尊とは関係がなく、継体天皇に関連の深い土地ゆえのネーミングのようだ。


お祭り
  4月 21日 例祭
  6月 30日 泥落祭


稲荷山古墳

神社の隣り。後円部に横穴式石室を持つ前方後円墳で、6世紀前半。古代には三尾郷で継体天皇に二人の妃を出した三尾氏に関係するものと想定されている。


参考 『式内社調査報告』 、『平成祭礼データ』

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