多賀大社
近江 犬上 滋賀県犬上郡多賀町多賀604

鳥居

交通
彦根駅から近江鉄道 高宮のりかえ多賀下車 600m mapfan

祭神
伊邪那岐大神、伊邪那美大神
摂社
日向神社「天津日高日子火之瓊瓊杵尊」
熊野新宮「速玉之男神」
天神神社「天之御中主神、高皇産靈神、神皇産靈神」
熊野神社「櫛美氣野命」
三宮神社「角杙神、大戸之道神、面足神、活杙神、大戸之邊神、惶根神」
聖神社「少彦名命」
金咲稲荷神社「宇迦之御魂神」
山田神社「猿田彦大神」
高松神社「素盞嗚尊」
愛宕神社「火産靈神、伊邪那美神」
秋葉神社「火産靈迦具都知神」
子安神社「木花開耶姫命」
天満神社「菅原道眞」
夷神社「事代主神」
神明両宮「天照大神、豐受大神」
祖母神社「大山祇神」
楫取神社「經津主命」

石橋

由緒
   この大社は官幣大社ゆえで、式内社だが大社ではなかった。 『古事記』に、「伊耶那岐の大神は、淡海の多賀にまします。」とあり、これは当社のこととされる。 唐突に淡海が出てくるのであって、普通は淡路島とされており、『延喜式神名帳』では淡路伊佐奈伎神社が名神大 社とされている。古事記独自の見解のようだ。
 『日本の神々5』によると景山春樹氏の説として、当社はもと杉坂山頂に始まり、麓の調宮に遷り、ついで田宮とでも言うべき現社地に遷ったと紹介している。杉坂山頂の山宮、麓の調宮にも是非参詣いたしたいもの。

社殿


 式内社である日向神社が境内に鎮座。

日向神社
 

お姿
   平地にもかかわらず」広大な社叢であり、驚かされる。
 淡路島と淡海湖(琵琶湖)とはほぼ点対照で相似形。 対照点は大阪千里、ここに式内伊射奈岐神社が二座鎮座。
吹田市山田東吹田市佐井寺である。偶然とは思うが面白い。

島と湖

金咲稲荷神社の鳥居から見た檜皮葺の本殿屋根

お祭り

月22日 古例大祭

平成祭礼データ

由緒
この男女二柱の大神は、はじめて夫婦の道をおこされ、わが国土と万有の神神と、その主宰神としての天照大神をお生みになられましたので昔から、わが日本国の祖神さまと仰がれ奈良時代の初めにできた「古事記」には、すでに淡海の多賀に鎮座という記事が見えています。
そこで早くより朝野尊崇あつく、延命長寿の守護神を信仰されてきました数数の霊験は、社蔵の古文書やご宝物、また境内にのこる寿命石、太閤蔵、文部省指定の各勝「奥書院庭園」などが明らかに物語っております。 四月二十二日の多賀まつり(古例大祭)は鎌倉時代からの伝統を今に伝える華麗な神幸行列で名高く、節分祭、お田植祭、万灯祭、九月古例祭、講社大祭、豊年講秋祭なども大変にぎわいます。
室町時代以来の由緒をもつ全国各地の多賀講や崇敬会にも加入して神縁を結ばれる人々が年々増加しています。ご本社から廊下つづきの鉄筋二階建ての参集殿では、これらの団体やグループのおこもり(宿泊)、あるいは荘厳な儀式殿において挙式された結婚式の披露宴その他いろいろの集会をお世話しています。
以上

日本の神々4


公式多賀大社

延喜式神名帳 近江

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