氷室神社
神戸市兵庫区氷室町2-7 ゼンリン


鳥居

交通

神戸電鉄長田駅 東東1200m



祭神


大國主命、仁徳天皇、市岐嶋比賣命

摂社 氷室稲荷社「稻倉魂命」、古殿神社「額田大中彦皇子」



拝殿

由緒

 当社の鎮座地は夢野であるが、元来は禁野(いみの)といい、昔は高貴の人の墓所で殺生禁断の場所であった。
 仲哀天皇の皇子の香坂皇子、忍熊皇子は神功皇后・応神天皇軍と対峙しており、香坂皇子は当地で狩を行い、占いを行ったが、大きい赤猪に喰い殺されてしまった。皇子の墓は当社摂社の古殿神社の元の鎮座地にあったと言う。現在は氷室公園一隅の御塚。
 仁徳天皇六二年、天皇の兄の額田大中彦皇子が当地夢野で狩りをした。これは天皇になれなかった香坂皇子を哀れんでの墓参りであった。そこで氷を保存する氷室を発見、氷を仁徳天皇に進呈したと言う。



本殿



神々の名が石に刻まれている。

石切劔箭神の名も見える。左下。              
 

お姿

 鳥居の両サイドや社域に住宅が迫ってきている。社殿まで一貫して登り道。由緒書きの内容は豊富で地元の歴史や民話まで紹介されている。地域に根ざす神社のお姿。また、神名を刻んだ石も多く、丁寧に祀られている。
 本殿横を奧に行くと氷室跡がある。横穴式。谷が左右から迫ってきている地形で、木立がまばらであったが、涼しい風が吹いている。この場所はなるほどと思う場所。
 山の中腹に鎮座、木々が多い。



氷室跡


お祭り

  6月 1日 例大祭

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