広田神社
大阪市浪速区日本橋西2-4-14  mapfan



鳥居


交通

南海難波駅南500m



祭神


天照皇大神荒魂、撞賢木嚴之御魂天疎向津媛命
摂社
赤土稲荷社「米倉稻荷大神、楠稻荷大神、赤土稻荷大神」

由緒

 難波新地より住吉に至る街道に当たり、天照大御神の荒魂を祀る。創建の時代は詳かではない。 元天王寺の鎮守で、古き由緒を有すると云う。
 どうやら、摂津国武庫郡の官幣大社広田神社を勧請したものであろう。当社の南に今宮戎神社が鎮座しているように、 彼の地にも、その西南に西宮戎神社がある。これから見るに、両社は同時に勧請されたのではなかろうか。(『大阪府史蹟名勝天然記念物』から)

 当社の『平成祭礼データ』の由緒書きでは、神功皇后の凱旋時、天照大神が「摂津国廣田の杜にまつれ」との神告を行ったので、当社廣田神社の起源 としている。広田神社の本家を主張している。



拝殿

お姿

 現在の社域は四百余坪程度だが、往古は境内頗る広潤で樹木鬱蒼と繁茂していたようだ。
 当社は昔は萩の名所として著名であった。紅白の萩が植えられ、付近には萩ノ茶屋と云う植木屋があった。 現在は萩はない。また並木は今宮戎にまで通じていたが、これもない。
 北側に赤土稲荷神社、その北側は高層住宅、西に木津市場、浪速らしい雰囲気の町に鎮座。



本殿


お祭り

  10月 23日 秋祭  



摂津名所図会から


アカエの話 境内掲示
 古くから、広田神社の神使とされてきたアカエ。
 このアカエ、痔疾をはじめ難病悪疫の守り神として広く信仰されており、アカエを断って、つまり断食して祈願すれば、 霊験あらたか、難病も治癒すると云われています。深海のエイの一種です。
 とくに痔疾にあらたかだとされるのは、アカエの尾には鋭いトゲが飛び出していて、トゲには鋸状の歯が逆向きにならび、 これに刺されると傷口が荒れ、その毒によってものすごい痛みをおぼえるからで、猟師はアカエをとらえると同時に尾の付け根からぶっつりと切り落としてしまうそうで、この尾を断ち切ることをアカエを断つことにかけて、 トゲにさされた痛みに似た疾患をなくすといった信仰が生まれたのかと思われます。以下略



赤土稲荷神社
 

平成祭礼データから

 廣田神社の由来
 神功皇后の諸国征伐のとき、天照大神から、わが和魂は玉体を守り、荒魂は先鋒となって師船を導かんとの神助を得て、無事平定したといわれます。その帰途、有名な忍熊王の反乱にあうわけですが、海路を難波に向かうと、皇后の船は海中をまわりまわって進まなかったので、うらないをたてたところ、やはり天照大神から、摂津国廣田の杜にまつれと御神告があったのが廣田神社の起源とされています。
   以上

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