猪名野神社
兵庫県伊丹市宮ノ前3-6-1

鳥居

交通

JR伊丹駅 北1km



祭神

猪名野坐大神(素盞嗚尊)
配 譽田別尊、宇多天皇、醍醐天皇、源爲朝、豐臣秀頼

摂社
大地主神社「大國主神、事代主神」
稲荷神社「宇迦能御魂神」
愛宕神社「火之迦具土神」
天満神社「菅原道眞」
新宮神社「天兒屋根命、大山咋命、三筒男之命」

由緒

 孝徳天皇の時代に鎮座していたそうだが、建年代は不詳。古くは野ノ宮、天王ノ宮、牛頭天王、祇園社等と呼ばれていた。
 ここより南2km程の猪名寺に鎮座していたようだが、宇多法皇の勅願に依りて延喜四甲子年(904年)醍醐寺開祖の聖宝がこの地に勧請したと言う。
 その後、久安六年(1150年)、鎮西八郎為朝が統治に滞在して復興した。
 戦国時代には荒木村重の有岡城の惣構(そうがまえ)の北端である「岸の砦」があった。土塁の残骸が残る。 荒木村重が叛乱に際して、社殿は悉く兵火にかかり、神宝や古文書等はことごとく焼失した。


拝殿


お姿

 本殿は貞享3年(1686年)再建、境内には酒造家や商人の寄進になる97基の石灯籠が並び、壮観である。 元禄16年(1703年)以降には「お渡り」という祭礼が行われていた。これは「猪名野神社神幸絵巻」(市指定文化財)に描かれている。

 植物では、「猪名野神社のムクロジ」が有名である。特に巨木で、市の天然記念物に指定されている。

 社域は平地のわりには広く、社殿も相当なものだが、摂社の稲荷神社の焼け跡が生々しい。 丁度塚口で大火があったばかりであり、火の用心火の用心。


社殿


お祭り

 春祭  4月23日
 夏越祭 6月30日
 夏祭  7月16日 湯立神楽
 秋季例大祭 10月13、14日

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