戸隠神社
兵庫県川辺郡猪名川町肝川字西ノ前136

鳥居

交通

日生中央駅からバス つつじが丘下車 里に降るnifty



祭神
戸隱大神
摂社 大国主社「大國主命」

拝殿(入母屋造)

由緒
  神社の創建時期は不明。
 摂津国川辺郡で古いとされる戸隠神社は川西市山原の戸隠神社である。天岩戸開きの際の岩戸の一部が飛んできて落ちたとの伝承がある。中世の勧請であるが、山原からであろうか、もしくは信州からであろうか。

お姿
 里の上を新しい道路が通っており、バスを降りても神社の場所がよくわからない。通りがかった方が「コンビニの向こうの道を降って里におりれば、すぐだ。」と教えて貰った。

 本殿は国の重要文化財に指定されている。覆屋の中に鎮座しているので、建物の升目からカメラを入れて撮影した。
 昭和63年に前面解体修理工事がなされているが、元々は室町時代の大永四年(1524)の棟上げの建物である。当地の大工が建築を行っている。

本殿(一間社春日造)



お祭り
 
   6月 16日  例 祭

由緒 平成祭礼データから

 社の創立については明らかでないが、往古より肝川村鎮守として祀られている。

 本殿は国の重要文化財に指定されている建造物で覆屋に囲まれている。昭和六三年七月より前面解体修理工事が国の補助事業として施行され平成元年十一月に完了した。現在の本殿は棟札や建物部材に記されていた墨書により室町時代後期の大永四年(一五二四年)二月に上棟された事がわかる。また造営された大工についても「ミノ三郎二郎衛門」「つくなみ源三郎」「ををい孫七」他数名の名前が発見されている。

 これらの地名は現在の川西市見野、猪名川町槻並、北田原字大井に当たり地域の大工が造営に当たったものと考えられる。その後安永七年(一七七八年)に社殿の移転があり、南方役三百米の山腹より現在の地に移されたことが記録により判明している。また、明治以降に屋根が杉皮葺に変更されていたが、今回の修理で板葺屋根に復元した。

 この本殿は古い時代よりの保存状態が良く、しかも風化が少ない。従って造営後早い時期に覆屋は本殿工事に伴って新築されたものである。

 尚、国附指定を受けている造営時の「蟇股」の一部が保存されている。
 以上

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