七宮神社
神戸市兵庫区七宮町2-3-21 Google Map

鳥居

交通

新開地駅 南東1km



祭神
大己貴大神 配祀 大日ルメ貴命、天兒屋根命

由緒
 八部郡の式内社である賣神社(現在の敏馬神社)が当社の前身で、会下山の南麓の集落で北風家が祀っていたと伝えられている。
 平清盛が経ケ島築造の工事がなかなか進まないのを不審に思い、調べたところ、築造に必要な土砂を取っていた塩槌山に住む神が怒って暴風雨を起こすことがわかり、そこにあった神社を現在の七宮町に移築し祀ったところ、無事築造できたと云う。

 神戸の一宮から八宮は生田神社の神の裔神(おつかえする神)とされている。別に五男三女神と決まっているわけではないようだ。だからここに大己貴神が登場してくる。
 境内に「兵庫大神社」の石碑があった。


拝殿

お姿
 
八社の中では最も海に近い場所に立地。 敷地は広そうだが、神域は北西隅の一角、コンクリートの建物がどっかと占めている。 南側におまけのような鳥居がある。


境外の横断歩道から見た本殿


お祭り

 例祭 5月 8日


摂津名所図会 七宮

『平成祭礼データ』

 

  御由緒

 当社の御創建の年代は遠く詳かではありませんが、延喜式に戴する八部郡MINU売神が七宮の前身と称えられています。
 兵庫の津北浜の産土神として、応保三年平清盛が福原遷都計画と共に、築島竣工に際し、神恩感謝のため宏壮なる社殿を建立し自筆の南無七大明神の神号を奉り金幣を併て奉納し神徳を称揚す。降って第百七代正親町天皇の天正十年正月十九日七宮大明神の勅額及三種の神宝画を下賜せらる。慶長七年八月摂津国の守護職片桐市正、大久保石見守等の崇敬厚く社殿を造営し、太刀、金幣、駒犬等を寄進す。(是等宝物は昭和二十年三月十七日の戦災により焼失す)主神大己貴命は大国主命、大物主神、葦原醜男、八千矛神、大国玉神、顧国玉神の七つの御名を称えて七宮神社と称えらる。御神徳は出雲大社の御祭神が弱冠の年代大己貴時代此兵庫の地を開拓せられしものとの神示による、故に土地開発、航海々上安全、商売繁昌、福徳円満、家内安全、縁むすび、無病息災の七大幸福を増進せらるにより七大明神と称えて衆庶の尊崇する所となる。相殿の神は北風家の祖先神として天保八年正月合祀せらる。
  以上

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