加茂神社
兵庫県三田市加茂字野口411 ゼンリン


鳥居

交通

JR広野駅 東へ回り込んで600m



祭神


別雷神、天照皇大神、菅原道眞

摂社 大歳神社「大歳御祖神」、金比羅宮「金刀比羅大權現」、戎神社



拝殿

由緒

 【社頭掲示】 近世当以来、天満神社と呼ばれているのは、領主九鬼氏が天満神社を篤く信仰していたところから、当社も天満を称するようになったという。


 【平成祭CD】 往時中ノ荘加茂兌乾二位の間に鎮座して、別雷神を奉祀して加茂神祀と称していたが、天文二年に京都北野神社より、菅原道真の分霊を勧請した。
 降って、江戸時代旧領主九鬼氏が志摩國鳥羽より三田へ移封されてから、天満宮を篤く崇敬したので、当社氏子もまた天満宮と称して遂に加茂の社号を忘れるようになった。慶応年間になって領主九鬼氏は、村内大神宮を当社に合祀させた。
 昭和二十六年十一月十二日、神社本庁統理の承認を得て、「加茂神社」と旧社名に変更した。



本殿



お旅所

お姿

 三田駅の少し北側に東へ踏切を渡る。すぐに御旅所がある。参道は御影石がきれいに並べられている道。
 拝殿は大和の大神神社と相似形、その前の鳥居には銅板が巻き付けられている。
 大和の本社と違い、ここには本殿がある。


お祭り

 10月 1日2日 秋期例祭
 宵宮に行われる神事(稲引、樽引神事)は市無形文化財。伝承によると、加茂の神が子神のためにと百姓の田いり、稲束を持ち去ろうとした時、それを見つけた百姓たちに追いかけられ、社殿に逃げ込み、百姓に謝罪し、酒をつくったという。そこで、その様子を神事として伝え、その由緒とする。松明火の中で稲束の争奪や酒樽割は勇壮である。
 また、二日の神事には、四人の踊り子がつきしたがい、道中とお旅所にて、ホーホー踊りと呼ぶ芸能(田楽)がある。

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