高売布神社
兵庫県三田市酒井字宮の脇50 ゼンリン


神奈備山と神社


鳥居

交通

JR三田駅 阪急バス小柿行き花折橋下車西へ300m



祭神


下照比賣命
配祀 天稚比古命
合祀 應神天皇、倉稻魂命、闇山祇神、國玉姫命、菅原道眞、市杵嶋姫命、大年命、若年命
摂社 戎神社「蛭子命」、稲荷神社「倉稻魂命」



拝殿

由緒

 摂津国河邊郡の式内社。古典では「タカヒメ」と読む場合が多いが、現在は「タカメフ」と読んでいる。創建年代は推古天皇の頃と伝えられているが、明かではない。

 京都宝鏡寺問跡尼により寄進された社号額には「正一位荷月大明神」と書かれており、崇敬を集めていたが、江戸時代中期頃幕府寺社奉行の命を受け延喜式内社を調べた儒学者並川誠所により高売布神社と定められた。荷月は「いつき」と読み、槻の宮、斎の宮とも書かれたのは、この地方に広大な荘園をもった源満仲が槻(ケヤキ)を植えたから。。

 祭神は高姫の別名を持つ下照比売命とするが、火明命の七世孫の大燈z命とする古典もある。

 河邊郡の延喜式内社の売布神社とは姉妹の関係の神社とされる。



本殿

お姿

 本殿は檜皮葺一間社流造で永正十年(1513)越前守小野時家によって再建されたもので、国の重要文化財に指定されている。草花を主題として彫刻装飾がある。
 他に国重文に木造狛犬がある。

 拝殿は入母屋造の二十一坪の建物。


お祭り

 10月 7日 もちつき祭
 御供餅をつく神事である。つき棒を持つのはその年度内に生まれた子供の父。太鼓の調子と「磯搗歌」をうたう節にあわせてつく。仕上がるとつまみ切り餅にして櫃におさめ、大祭日まで神饌所へ入れておく。
 10月 9日 秋祭

由緒 平成祭礼データから

御由緒

 推古天皇の頃の創立と伝えられているが、明らかでない。しかし、古くから格式の高い神社であったことは、摂津國延喜式内社の一つに数えあげられていたことで明らかである。のち多田源氏の祖満仲がこの地方に広大な荘園をもってからは、荘内鎮護の神として崇敬をあつめた。近世に入っては麻田藩主青木氏代々の祈願所となった。明治末に酒井・十倉・田中・川原・布木・末吉各村の神社を統合し、合祀した。
以上

兵庫県神社一覧

神奈備にようこそに戻る