徳井神社
神戸市灘区大和町4-5-5 地図


鳥居

交通

阪神石屋川駅北西1km



祭神


應神天皇、神功皇后



拝殿

由緒

 往古よりこの地に祀られていた上宮、中宮、下宮と称される八幡三座の中の上宮にあたると云う。明治末期に中宮も合祀された。なお下宮とは東明八幡神社である。
 当社は別称「箒の宮」と称えられるが、境内社八幡社の祭神、神功皇后の御神徳をいただき、安産祈願に参拝する願人に竹箒を授与することから生じたもの。その由来は明かではないが、一つは、蟹守の祖の天忍人命が不合尊の誕生に際し、海浜に産室を建て、箒を持って傍に侍り、蟹を払い去ったと神と伝わっていることや、神功皇后は生み月になってから三韓征伐に出かけており、産婦は妊娠中でも主婦のつとめを果たすことが安産につながるとの教えを箒に託したとも云われる。

 陣痛になったらこの神社より箒を借り受け妊婦の腹をなぜると安産になる。無事出産の暁には借りた箒と新しい箒を製作して神社に奉納すると云う伝承が語り継がれる。民俗学的に希有な神事とのことである。


本殿

お姿

 境内に史料館が置かれている。
 大きい楠木など木々も豊富だが、JR東海道本線の真南に隣接しており、騒々しい。
 境内には、天和(1661〜)、文久(1861〜)に至る江戸年期銘の入った石燈篭が数基残り、尊崇の篤かったとこがわかる。



摂社 八幡社「神功皇后」


お祭り

  10月 体躯の日  例祭

 参考 『神戸の神社』、『平成祭礼CD』

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