歌垣神社
大阪府豊能郡能勢町倉垣1764番地 its-mo

鳥居

交通

能勢電鉄妙見口駅から奥山内行きバス七面口下西北へ



祭神

速素盞嗚命、天御柱命、國御柱命



拝殿

由緒

 もと後背の山腹の大巖石の上に岩神と称して祀られていた。古老は宇賀御魂神と伝えている。建久七年(1196)社殿を現在地に移転、寛永二年(1625)牛頭天王を勧請した。
 明暦元年(1655)岩神の旧址に七面天女を移した。
 明治末期に近隣の小祠を合祀、その際に社名を村名をとって歌垣と名付けた。

 神社から南東2km付近に歌垣山(550m)への登り口がある。縄文時代以降の遺跡が出ている。歌垣とは若い男女の宴や集いで相手を見つける社交の場で、別名は種もらいともいわれた。
 『摂津国風土記』(逸文)に、「雄伴の郡。波比具利岡。この岡の西に歌垣山がある。昔、男や女たちがこの上に集まり昇っていつも歌垣をした。それによって名とした。」とある。風土記の頃には昔話になっていたようだ。



本殿



本殿背後の岩

お姿

 石用山涌泉寺の側に鎮座。
 本殿の奥に大きい岩が盛り上がっている。磐座の扱いにはなっていないようだ。
 神社の北、背後の山に釈迦嶽七面山七寶寺があり、岩神の後に建立されたようで、岩を確認できなかった。七面大天女を祀るようだ。巨大な金色の女神像が西を向いて出来ている。



七面大天女の鳥居


お祭り
 10月 10日 例祭



石用山涌泉寺


参考 『大阪府全志』、『平成祭礼データ』

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