辛国神社
藤井寺市藤井寺1-19-14


本殿
 

拝殿



弥生中期、九州より物部氏一族が東遷し河内を中心に住み着いた。大和川以南の南河内には先住民が居たこともあり、大きい勢力には育っていないようである。 この物部氏は祖神として饒速日命を祀っていた。
 祭神は現在の辛国神社は長野神社が合祀されて以来饒速日命と天児屋根命、素戔嗚命である。
 辛国神社は今から千五百年程前、雄略天皇の御代に創建された神社で、平安時代には官社となり、式内社として人々の尊信を集めてきた神社である。 日本書紀には「雄略十三年春三月、餌香長野邑を物部目大連に賜う」とあるが、餌香長野邑は旧藤井寺町のあたりと思われる。 この地方を治めることになった物部氏はこの祖神を祀って神社をつくり、その後、辛國氏が祭祀をつとめ辛國神社と称するようになった。
祭礼  7月17日 夏祭
   10月17日 例祭
交通 近鉄南大阪線藤井寺駅下車南200m


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