熊野神社
群馬県沼田市恩田町364 mapion


鳥居



交通案内
 沼田駅の西側の道を北上 約2km。



祭神
 五十猛命、櫛御氣野命、大山祇命、大屋津比賣命、素盞嗚命、菅原道眞、火雷神、火産靈命、天日鷲命、御食神
 摂社 諏訪神社「健御名方命」



由緒 
 上野国利根郡渭田郷(ぬまた)。四釜川にかかる四釜橋を北上。四釜川は南に流れて薄根川と合流、ついには利根川に流れる。
 また、四釜川と四釜橋の存在は姫路総社の射立兵主神社の鎮座地である播磨国飾磨郡を思わす。というのは宮城県の宮城県加美郡色麻町四釜に伊達神社は鎮座、やはり姫路からの勧請社である。四釜については、アイヌ語の大三元さんは、アイヌ語の si には本当の とか 大きい との意味がある、釜には平岩、扁岩、岩などの意味があると指摘されている。大釜地名は四釜と同義と言える。中世には四釜川沿いに志賀摩地名があり、沼田氏が拠点としていた。四釜川沿いには熊野神社・熊野宮が鎮座している。
 当熊野神社は諏訪社、十二社、天神社を合祀している。櫛御氣野命は出雲の熊野大社の祭神であり、現在は素盞嗚尊と同一視されている。五十猛命、大屋津比賣命は素盞嗚尊の御子神で、抓津比賣命と三神で全国に木々の種を播いた神とされている。出雲と紀の国に主に祀られている神である。


社殿



お姿
 朝の4時半に参詣した。まだ薄暗い中に社殿が聳えていた。広くはない境内を見て回っていると徐々に周辺が明るくなってきた。 本殿は覆殿の中に納まっている。覗くと朱色が見えたが、全体像はつかめなかった。


覆殿の中の本殿(一部)


社殿の西側の石祠の列



お祭
春季例祭  4月  2日 2日間
諏訪祭   8月 31日 2日間 風祭
秋季例祭  9月 30日 2日間


四釜川の上流  四釜橋の標識
 

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