衣美須神社(えびす)
和歌山市田野329 ゼンリン
階段と鳥居
交通案内
阪和線 天王寺→和歌山 (60分820円)
バス 和歌山→雑賀崎行き わかうら園下車海岸に下る10分
祭神
事代主神 配祀 大屋毘古神、祖霊、英霊
境内社 伊太祁曽神社 祭神 五十猛命、大屋都姫命、抓津姫命
由緒
海の守り神。 古代忌み言葉として、クジラやシャチをエビスと呼んだ漁民がいた。 クジラはイワシを授けるエビス神、シャチは可畏きものとしてのエビスである。
東北では鮭をエビスと呼んだ。種の王の意味もある。*2
地区の言い伝えによると、泉南地区の猟師が田の浦沖で建網を張るための小屋を作り、仕事をする時だけ住んでいたが、江戸初期より家を建てて住むようになり、同時期に当神社が創祀されたと考えられる。
大屋毘古神が祀られていること、伊太祁曽神社が勧請されていること、これらの由緒は不明。
お姿
バス停からすり鉢のような階段道を通り海岸まで行く。見上げると鎮座している。
社殿
伊太祁曽神社
お祭り
例祭 7月31日 伊太祁曽夏季祭と称する。
幟揚神事は旧暦の6月18日であるが毎年の開催は難しくなっている。この時の舟唄を残すべく努めている。*1
紀伊續風土記 巻之二十一 海部郡 雑賀荘上 田野浦から
○衣比須社 境内周二十七間
社 方二間 廰 二間六間
村の西にあり 慶安四年()創立といふ 一村の産土神なり |
*1 和歌山県神社誌(和歌山県神社庁)
*2 古代海人の世界(谷川健一)小学館
五十猛命ホームページ
古代史街道 紀の国編
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