証誠神社(しょうせい)
神戸市須磨区権現町1-3-2 ゼンリン


鳥居

交通案内
山陽電鉄(阪急阪神) 板宿と東須磨の中間の南側

祭神
五十猛命
境内摂社 素戔嗚尊、大己貴命、蛭子命、事代主命

拝殿

由緒
 永延元年(986年)、熊野の大神を御遷したと伝えられている。
 熊野大社の中殿である第三殿は証誠殿と言い、家都美御子大神(素戔嗚尊)が祀られている。 家都美御子神は木都御美子神とも表記されるように熊野の鬱そうとした森林に神を見た熊野坐神であり、人格神として素盞嗚尊や五十猛命のこととされる。 この神社の証誠権現宮という名前は明治初期に付けられたようである。宝永五(1,708)年の石灯籠には聖霊大権現と刻まれている。

 熊野からの勧請の神社の中に、五十猛命が祭神になっている神社を見かける。例えば大和広陵郡の熊野三柱神社である。

 証誠神社は福原に都した平家一門の信仰厚かったとのことである。

お姿
 妙法寺川沿いの住民の産土社として祀られてきた。
 昭和42年不審火により本殿以外は燃え、46年再建されている。また先の阪神淡路大震災で鳥居が崩壊し、再建されている。

 かって、樹齢1000年近い木(杉?)の大木があり、根本の穴で子供が3〜4人入れたとのことである。枯れてしまっている。紀伊の伊太祁曽神社も戦後同じように杉が枯れている。

 戦後の風潮にたいしての五十猛命がお怒りを示されたのであろう。

 楠木が大きい。遠くからこの神社を見ると木々が盛り上がっている。程良い間隔で楠木などが植えられている。 本殿は銅葺流れ造(権現造)である。

本殿

お祭

春祭  5月19日、20日
秋祭  9月23日、24日
例祭  9月26日
この神社の祭日には必ず少し編めが降るといわれ「しょぼしょぼ権現降る長田生田は降らぬことなし」と今なお言い習わされている。 

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