杉山神社
横浜市港北区新吉田町4509
交通案内
東急東横線綱島駅 西2000m 山の裾 ゼンリン

祭神
五十猛命
配神 権五郎景政霊、北野聖廟、素戔嗚尊
 摂社 稲荷様、天神様
 都筑郡新田村吉田の郷社である。
 房総半島からここへ移転した一族が祀ったとの説がある。式内社の有力候補の一つである。
 武蔵式社記に、「都筑郡吉田と云うに杉山という小地名ありて其の処に座す社実蹟なり」とあり、新編武蔵風土記稿には、「除地二段五畝、村の北方にあり、石階数級を登りて社前に鳥居を立つ、本社二間に二間半、拝殿三間に二間、南向、神体不動、村内正福寺の持」と記している。

お姿
  稲坂の田舎の風景と人情が残る地域にある。石段は高い。良い雰囲気の神社で、地元では大切にされている様に見受けられる。 カヤの木が古木として指定されている。
 この地の小字に「杉山」があり、居住千年以上に及ぶとの口碑を持つ森家と言う旧家のみあって昔から他に一軒もなかったこと、森家の背後の丘陵に浅間塚なる円墳があることにより、ここを式内社の最有力候補としている。*1

 北川貝塚遺跡がでている。早渕川の南岸に突出した舌状台地、標高25mにある縄文期の貝塚を始めとする複合遺跡。その後の調査では、先土器時代の石器群一、縄文早期の炉穴八、前期の住居跡一四、中期の住居跡一三などと弥生後期の住居跡までの複合遺跡である。特に縄文前期の住居跡内部には貝層があり、貝塚は経100mの環状をなしている。

例祭 10月9日



*1 日本の神々11(川口謙二)白水社、歴史地名辞典

武蔵の五十猛命
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