熊野神社
東京都西多摩郡奥多摩町小丹波473 ゼンリン

鳥居


交通案内
JR青梅奥多摩線 古里駅 北300m



祭神
伊邪那美乃命、速玉乃男乃命、事解乃乃命
 配祀 五十猛命
摂社
 丹生神社「丹生都比賣乃命」
 八坂神社「合祀 速須佐乃男命」
 豊受大神「合祀)豐受姫大神」
 天照大神「合祀 天照大日女ルメ命」
 雨降神社「合祀 大國主命」
 八坂八幡神社「合祀 譽田別命、武内宿禰命」

拝殿



由緒
仁寿三年(853)の勧請という。
 安藤精一先生はその著『郷土奥多摩 第124号』で、「鎮座起源不詳、明治維新前は熊野大権現と称し、背後に山頂が二等辺三角形のズマド山(690m) が控え、神霊の鎮座に相応しい形となって、祭祀の古きを語っている。境内社は九社を数えるが、内一社、日枝大神は小丹波村のうち、多摩川を挟んで対岸、寸岩集落17戸の鎮守であったが、明治43年移転遷座したものである。境内入り口の石階の上瑞瑯の中央階下に瑞瑯門66尺幅が参道となって、階上は地上79cmの高さが舞台となっていて、農村舞台と して東京都民俗文化財に指定されている。又摂社群と並んで民俗信仰の陰陽石が祀られ、出産時の事例が多数伝えられている。 境内は老杉が多くズマド山を背面に神域に相応しい景観を見せている。」と書かれている。
 

本殿


お姿
 農村舞台は茅葺楼門建の入母屋造りで、舞台下を参道とする特殊な構造の農村舞台として、昭和50年東京都の有形民俗文化財に指定された。 よこから眺めると神殿の面影である。

 古里駅からは登り道であり、神社の背後は山である。

 摂社の中に丹生神社があるが、当社の南約700mに丹生神社が鎮座しており、熊野、五十猛、丹生と紀州を強く思わせる地域であるが、地名は小丹波である。丹波と多摩は語源を同じくし、古代には玉を拾うことが出来たと『地名辞書』にはある。

農村舞台

産立石


お祭
例祭  4月 19日 春祭

武蔵の五十猛命
五十猛命ホームページ
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