喜佐波神社(きさわ)摂社 青木神社 交通案内 高松もしくは坂出から五色半島周回のバスで王越下車、バスは3回/一日 程度 青木神社は南へ300m 喜佐波神社は西へ500m 祭神 喜佐波神社(天照皇大神、伊弉諾尊、伊弉册尊) 青木神社(素盞嗚尊、五十猛命) 由緒 喜佐波神社は、仲哀天皇が神功皇后と共に征西の途中この木沢の浦に軍船を泊し、現在の地に至って天神地祗を祀り、殊に天照大神を招請し賊徒征服海上平安を祈られた。 日天大明神と称し天保年間に本殿拝殿など造営もなされている。 青木神社の由緒は不明であるが、相当な古社ではないかと思われる。鎮座地は集落の高台にあり、古来よりの神祀りの場にふさわしい立地であるように思われる事、また五十猛命は後世にはあまり勧請されていない事などからの推測である。 五色半島は、古来より神々のおわする地域であるとされていたのではないか。@一つには神奈備型の山が多い事、A地名であるが、神在と書き「しんざい」や「こうざい」と読まれ、それが「香西」となっているなどである。 香川の地名も神奈川と同様に「川にいます神」に「水の豊かさ」を祈ったところから出ているのではと思う。 また、坂出市には式内社が3座あるが、南から城山神社、鴨神社、神谷神社と一直線上に並び、その延長に喜佐波神社や青木神社が鎮座する。 お姿 喜佐波神社は大きい社域を持つ。氏子の崇敬も篤いようで、鳥居なども新しく再建され、整美されている神社である。 青木神社の本殿は小さいながらも獅子と思われる彫刻などが施された歴史の重みを感じる神社である。雨がかからないようにトタン屋根で覆われている。 温暖性落葉樹の大木が多い社域である。 神社内の掲示板によると、青木神社社叢は香川県指定の自然記念物であり、上層はケヤキ、エノキ、ムクノキ、センダンと少数のクスノキ、カヤがあり、中層はクロガネモチ、ヤブニッケイ、マサキ、コクザキがあり、地床にはオドリコソウ、ヤマアイの大群落を為していると言う。 境内に5角形の石があり、天照大神、埴安媛命、大己貴命、倉稲魂命、少彦名命の神名が刻まれている。 鳥居は見かけていないが、集落の所々に、奉献の石碑が立っている。 喜佐波神社 喜佐波神社お祭り 秋例祭 10月8日 |