南宮神社
広島県府中市栗栖町2980 備後国蘆田郡ゼンリン

社標


随神門

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交通案内
府中駅 南2km 神宮寺の隣

祭神
孝靈天皇 伊邪那岐神 伊邪那美神 金山毘古神 多岐理比賣命 多紀津比賣命 市寸嶋比賣神 大屋都比賣神 抓津比賣神 速玉男命 事解男命 意富加牟豆美命 岐神

境内摂社 出雲神社


由緒
 『広島県神社誌』から。
 南宮の称は、美濃国一の宮の南宮大社を勧請したものとも言われるが、備後国の国府の南に鎮座したとめとする説が有力である。古くより備後一の宮の吉備津神社につく大社と称され、一宮・南宮・真宮を備後の国中の三社の大社と言う。
 大同二年(807)の創祀と伝え、殿舎や神宝の精美を極め、また神田五十余町を有したが保元(1156)平治(1159)の乱により神宝等を散失した。その後応永六年(1399)正殿(本殿)再建の時、それまで左右の別宮に祀っていた神を正殿の脇座に遷したという。
 現在の本殿は寛文九年(1669)に再建された壮大な建築であり、内内陣に奉安する御神像は鎌倉時代を下らない古き木造である。
 なお、往古は神宮寺を擁し、応永二九年(1422)相国寺沙門中高等の奉納した大般若教六百巻を蔵す。
 大屋都比賣神と抓津比賣神は、五十猛神と共に樹種を蒔いた神として著名である。共に素戔嗚尊の御子神である。  

社殿




お姿

 五間社入母屋造。向拝。千鳥破風、唐破風付、桧皮葺。
 神社北方の丘を孝霊天皇陵と言い、吉備津彦が当地に遷し祀ったものと伝える。

本殿




お祭り

 例大祭  10月第1日曜日


平安時代作の神像

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