日吉神社
和歌山県田辺市湊197 its-mo
鳥居
交通案内
紀勢線 天王寺→和歌山→田辺 田辺駅 南1.5km
祭神
大山咋命
配祀 大國主命、若年神
摂社 猿田神社「猿田毘古命」、熊野神社「家津御子命」
拝殿
由緒
社伝には後柏原天皇の大永四年(1524)ころの勧請と『神社明細帳』に記されている。
江戸時代は山王権現と呼ばれ、御霊宮(蟻通神社)の神主が社役を勤めていた。
俗称猿神さんと言われた。熊野は烏、八幡は鳩、稲荷は狐。
本殿は見えない。拝殿横の岩から見た本殿の隣の摂社。
お姿
海辺の道に面して鎮座、鳥居から北へ参道を歩くと赤い鳥居があり、御神木の楠木がある。ここから小山の中腹へ登ると社殿。
石段の方向と拝殿とは少しずれている。創建時のままの姿と思われる。
田辺市は南紀であり、木々は濃い緑色の照葉の樹林をなす。神々も濃密におられる気分。
磯間岩陰遺跡
近くには国指定史跡である磯間岩陰遺跡がある。
磯間岩陰遺跡は、独立丘陵西側崖下の前面幅約23m、奥行き約5mの海食岩陰を利用した古墳時代を中心とした遺跡である。昭和四十四年、住宅工事の際、人骨や須恵器が発見されたのが発端となり、調査に入った。古墳時代末から後期(5世紀末から6世紀後半)にかけてつくられた竪穴式石室の系統を引く石室8基と人骨13体が発見された。
また奈良時代から鎌倉時代にかけてと考えられる火葬跡も五ヶ所発見されている。
お祭り
11月 3日 例祭
午前五時、渡御式の神事。榊、太鼓、紅白旗、亅旗、絹笠、神輿を奉持。伊勢音頭高らかにお宿入りをなす。その後、浦安神社に参拝、お供えをする。
紀伊續風土記 巻之七十一 牟婁郡 田辺荘 敷村から
○山王権現社 境内周一町四十間
敷の産土神なり 摂社三社あり
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古代史街道 紀ノ国編
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